三重県立かがやき特別支援学校草の実校
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三重県立かがやき特別支援学校草の実分校は、三重県立子ども心身発達医療センターに併設する学校です。

TEL. 059-253-2036

〒514-0125 三重県津市大里窪田町340番地5

教材教具HEADLINE

教材教具について

当校で使用している教材・教具です。
  
U水準−感覚運動水準(因果関係理解等)
 感覚と運動をつなげてくる時期です。「ガラガラ」を振ると音が聞こえてくることに気づいたり、「ガラガラ」の音を聞きたくて振って音を楽しんだりします。感覚と運動をしっかりつないでいくためにも余分な刺激を少なくするなど環境を整備し、本人の気づきを促していくようなかかわり方が必要となります。振ると鳴るなど自分の行為と結果の因果関係を理解していく時期です。



  名前 写真 概要
  1 引っ張りボックス 【ねらい】 
固有感覚刺激
目と手の協応  
つまむ、引っ張るの操作的な運動の自発
はじめと終わりの理解
【使い方】
箱から出ている紐を引っ張る。引っ張る紐は、長いもの、短い物、キラキラしたものなど手触りや長さに変化をつける。
  2 スライディング
ブロック
【ねらい】
目と手の協応 
(写真は2方向も含まれるがU水準では1方向のスライディングブロック、2方向はV水準、3方向はW水準の課題)
【使い方】
目で見てブロックを動かす方向を確認し、試行錯誤しながら、移動させて取り出す。板は差し替えることができ、ステップを変えることができる。
  3 スライディング
ブロック
(1方向)
【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
【使い方】
スライドさせて終点で穴にカチッと入れる。(U水準では1方向、3方向のスライディングブロックはW水準の課題。終りの理解については、穴にブロックを入れるまで見ているかを観察する。)
  4 プッシュボール
(スーパーボール)
【ねらい】
固有感覚刺激
目と手の協応
はじめと終わりの理解
指先の感覚や運動を養う
因果関係理解
【使い方】
穴の上にあるボールを押し込む。
(穴の大きさが違う蓋に代えることで、押し込む力加減のステップが変えられる。)
  5 箱ギター 【ねらい】
目と手の協応  
因果関係理解
引っかく、弦を弾くなどの操作的な運動の自発
【使い方】
指を動かすことで音を鳴らしたり、弦の張りを感じたりする。(子どもの情動の変化を引き出した刺激を特定しやすい。弦に関しては本物の弦よりも水糸などの方が指先の当たりは優しい。)
  6 輪抜き
(縦一方向)
【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
運動の方向理解
【使い方】
輪を持ち上げて縦方向に輪を抜く。
(V水準では2方向、W水準では3方向の輪抜きを課題とする。終りの理解については、輪が棒の端で抜けるまで見ているかを観察する。)
  7 輪抜き
(横一方向)
【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
運動の方向理解
【使い方】
横方向に輪を抜く。
(V水準では2方向、W水準では3方向の輪抜きを課題とする。終りの理解については、輪が棒の端で抜けるまで見ているかを観察する。)
  8 水琴 【ねらい】
手先の動き
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
指先への感覚刺激
指先への注意、意識化
音との因果関係理解
【使い方】
指を動かして音を出す。
  9 スナッピー 【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
固有感覚刺激
【使い方】
指で引っかいて音を出す。
 10 カローリング
投球台
【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
【使い方】
カローリング投球台にカローリングを引っかけるところがあるので、そこにセットする。
(輪を引っぱることでロックが外れる仕組みになっている。)
 11 ボーリング
投球台
【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
【使い方】
台にボールを乗せ、生徒が近づいてボールを押して転がす。
※重たいボールを使用する時には、足の上に落ちないかなど注意する。
 12 ボッチャマン
(ボッチャ
   投球台)
【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
達成感(間口が広いためコントロール力をカバーしてくれる)
【使い方】
ランプ(発射台)の上の方にある投入口にボッチャのボールを入れて投球する。
 13 アルミ缶
クラッシャー
【ねらい】
固有感覚刺激
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
【使い方】
缶をセットし、棒を下ろして潰す。
(木片を外すとロング缶にも対応できる。オプションで棒を追加して長くすると、より力を入れなくても押しつぶすことができる。※缶で指をケガしないように注意)
 14 洗濯ばさみとり 【ねらい】
手先の動き
因果関係理解
目と手の協応      
とれたことによる終点の理解
指先の感覚や運動を養う
【使い方】
洗濯ばさみをとっていく
 15  ラウンドベル    【ねらい】
手先の動き
目と手の協応      
手の動きと音との因果関係理解
【使い方】
手で回して音を鳴らす。
※棒とベルは可動式になっており、台に開けてある穴の差し込む位置で高さを調節することができる。
 16  スライディングブロック(1方向)    【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
【使い方】
スライドさせて終点でカチッと木に当てる。。
(U水準では1方向のスライディングブロック、2方向はV水準、3方向はW水準の課題。)
 17  スライディングブロック(1方向)    【ねらい】
目と手の協応      
はじめと終わりの理解
追視
【使い方】
スライドさせて終点でカチッと木に当てる。。
(U水準では1方向のスライディングブロック、2方向はV水準、3方向はW水準の課題。)
18  チェーン引き出し    【ねらい】
手先の動き      
固有感覚刺激
はじめと終わりの理解
振動を感じる
目と手の協応

【使い方】
チェーンを容器から引っ張り出す。

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※上記の「発達水準」については、宇佐川浩氏(1947〜2010)の「感覚と運動の高次化理論」に基づいたものです。
※奈良県立奈良養護学校ホームページより引用

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